読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いわせんの仕事部屋倉庫

データやリンクの倉庫。自分用。

堀田さんの記事。次期学習指導要領について。

動き出した"次世代"の学習指導要領 | CHIeru.WebMagazine

 

今後は新たな能力も求められてきます。その一つが、他者と「協働」する力です。一人ひとりの知識や能力には限りがあります。自分にはない知識や能力を持った他者と支え合い、補い合って「協働」していくことが求められます。「協働」するためには、コミュニケーション能力やチームワーク、リーダーシップといった力が必要ですし、他者を思いやり、配慮するやさしさも求められるでしょう。

 他者と「協働」するには、まず自分がしっかり「自立」することが必要です。自分の考えや個性や能力を明確に持ち、自ら主体的に学んでいく。そうやって「自立」した上で、自分とは違う「自立した他者」の存在も尊重しつつ、かといってひるむことはなく、時には意見を戦わせ、時には妥協し、時には譲歩し合いながら、「協働」していく。今後は、この「自立」と「協働」する力が求められます。
こういった力は、小・中・高そして大学と連携して鍛えていくことになります。大学ではすでに、「自立」と「協働」両方の学習が出てきています。たとえば、今話題の「MOOCs(ムークス)」(Massive Open Online Courses)もその一例。これは、ネット上で誰もが無料で受講できる、大規模な、開かれた講義のこと。今まで座学で教えていたような基礎的な講義は、映像化・アーカイブ化し、MOOCsで学べるようにする。学生は自分のペースで「自立」的に学んでおく。そして、集合学習型の講義において、そこで身につけた知識を使って、議論や問題解決などの「協働」学習を行う。大学は、限られた予算と人材で、多様で質の高い教育を提供しなければなりませんから、今後は、基礎的な事柄はMOOCsで学び、講義では協働学習を行うように変わっていくと思います。

 

未来を変えるプロジェクト

示唆に富んだ記事。

mirai.doda.jp

 

人間の仕事が人工知能に奪われるのではないかという議論がありますが、どちらかというと、人間の仕事が無くなるというよりは、人間の仕事の質が変わっていきます。

例えば、「学校の先生」の役割は、これまではコンテンツを教えることが主でした。しかしこれからは、「あなたの夢はなにか」「それを実現するためにどのような努力をするべきか」など、生徒に語りかけることの比重が大きくなっていくと思います。

 

 

嗜好はあくまで一例で、私たちが磨くべきは、人に共感したり、人とコミュニケーションをしたり、文化や芸術を理解するような、人工知能にはどうしても再現の難しい人間らしさです。それが、人間がより人間らしい生活を送ることを可能にするでしょう。

 

『「力のある学校」の探究』志水宏吉編 大阪大学出版会 メモ1

 

「力のある学校」の探究

「力のある学校」の探究

 

 

 

●新自由主義ー社会的公正主義

「社会的に不利な状況にある層を積極的・重点的にサポートしていこう」とするもの

 

●「効果のある学校」の特徴(Edmonds1986)

1,校長のリーダーシップ

2,教師集団の意志一致

3,安全で静かな学習環境

4,公平で積極的な教員の姿勢

5,学力測定とその活用

 

●「効果のある学校」に向けての11の要因(White&Barber 1997)

1,校長のリーダーシップ

  ・確固とした目的意識に富む

  ・教職員の参加意識を引き出す

  ・専門職としての知識技能を持つ

2,ビジョンと目標の共有

  ・統一的な目標設定

  ・実践の一貫性

  ・同僚性と協働

3,学習を促進する環境

  ・秩序だった雰囲気

  ・魅力的な学習環境

4,学習と教授への専心

  ・学習時間の最適化 

  ・学業を重視する雰囲気

  ・学力形成への関心の高さ

5,目的意識に富んだ教え方

  ・明確な目標設定

  ・構造化された授業

  ・柔軟な学習指導

6,子どもたちへの高い期待

  ・すべての子どもに対する期待

  ・子どもたちに期待を伝える

  ・知的なチャレンジを設定する

7,動機付けにつながる積極的評価

  ・明確で公平な生徒指導

  ・適切なフィードバック

8,学習の進歩のモニタリング

  ・子どもの進歩を的確にモニターする

  ・学校の学力水準を評価する

9,生徒の権利と責任の尊重

  ・子どもの自尊感情を引き上げる  

  ・責任ある役割を与える

  ・自主性を尊重する

10,家庭との良好な関係づくり

  ・保護者が子どもの学習にかかわる

11,学び続ける組織

  ・学校における研修の充実

 

→批判

・過度に単純化している

・学校効果や学校改善に過度に期待することは危険であり、解消の鍵は学校の外にある

 

 

●しんどい子に学力をつける7つの法則(志水2005)

①子どもを荒れさせない

②子どもをエンパワーする集団づくり

③チーム力を大切にする学校運営

④実践志向の積極的な学校文化

⑤地域と連携する学校づくり

⑥基礎学力定着のためのシステム

⑦リーダーとリーダーシップの存在

 

 

●効果のある学校ー操作概念 be

 力のある学校ー目標概念  should

 

●「イギリスの学校効果研究者の間では、学校別の平均点を比較するのはほとんど意味がないという常識が行き渡っている。そこには『家庭の力』が大きくかかわってくるからである」(p21)

 

●「付加価値」という考え方。 

 

●「学校の力」は、「家庭の力」や「地域の力」を組み合わさってこそ、その効力を発揮しうる。

 

●学校の成果を平均点の高低だけで評価し、さらにその評価に基づいて予算や補助金の配分を行うような政策は、不利な地域にある学校をさらに不利な立場へと追い込む「負の連鎖」を呼び込むであろうことが容易に想像できる(p45)

●学力テストの結果を学校の評価へ反映させようという自治体が増えつつあるが、学校の社会経済的背景を考慮に入れなければ、学校間格差を不当に助長する結果しかもたらさないことを肝に銘じるべきである。(P45)